国の政策支援の下、中国の鉄道への投資が徐々に増加している。中国鉄道部は7月30日に発表した「2012年第三期鉄道建設債券募集説明書」において、2012年、中国の鉄道固定資産投資計画の投資総額を5800億元、うちインフラ建設への投資総額を4700億元とすることを明らかにした。2012年の鉄道インフラ投資がこれまでの計画より640億元増加することになる。31日付中国証券報が伝えた。
「2012年第二期鉄道建設債券募集説明書」で、2012年の鉄道固定資産投資計画の投資総額は5160億元、うちインフラ建設への投資総額は4060億元となっていた。鉄道部が発表した第二期・第三期鉄道建設債券募集説明書の投資規模を比較すると、2012年の中国の鉄道インフラ投資が640億元拡大したことがわかる。
鉄道への支援は強化されたものの、上半期の鉄道投資の状況から見ると、通年の投資目標の達成は困難となっている。鉄道部が公表したデータによると、2012年上半期、鉄道固定資産投資は前年同期比36.1%減の1777億5000万元で、うちインフラ投資は同38.6%減の1487億600万元だった。