新たなに発表された目標で概算すると、上半期、鉄道固定資産投資は目標の30.64%、インフラ投資は目標の31.63%しか達成していない。そして、上半期の鉄道投資のペース鈍化を招いた主な要因はやはり投資資金の不足である。
注目したいのは、鉄道の建設資金が緊迫する状況の中、国が鉄道建設への支援を強化したことである。第三期鉄道建設債券募集説明書では、今期の債券発行について、2012年の中国鉄道建設債券を新たに1120億元を発行することで、国家発展改革委員会の承認を得ていると説明されている。
上記の債券発行額に従って計算した場合、鉄道部が既に発行した第1期と第2期の鉄道債券380億元を加えると、2012年の鉄道債券発行総額は1500億元となり、2011年に比べ50%拡大する。2011年に鉄道部が発行した鉄道建設債券は1000億元だった。