資本コストの高止まりの状況に対応するため、一部の不動産上場企業は資金の回転周期を速めている。資金の回転期間を短くして規模を縮小し、頻度を上げることで、資金が回転するペースを速めている。また、一部の企業では金融商品への投資、資金の収益を更に上げることで満期となった貸付の返済を行っている。
陽光100置業集団の範小冲副社長は「不動産企業が投資信託以外のルートで資金を調達するやり方は今、より一般的になってきている。銀行の貸付政策はある程度変化したものの、不動産企業に対する貸付の基準は尚も緩和されていない。また、資本市場での貸付が規制されている状況の中、不動産企業は在庫を消化するペースを速めることでしか、資金の圧力を軽減することができない。今後、売上を伸ばし続けなければ、資金の枯渇を解決することはできない」との見方を示している。
「中国証券報」より 2012年8月14日