一時的な反発の後、中国化学工業市場は新たな調整期に入っている。14日付中国証券報が伝えた。
大口商品情報を提供する生意社がモニタリングを実施している化学工業製品68種類のうち、先週、価格が上昇したのはわずか23種類で、モニタリング製品の34.33%にとどまった。
生意社の張明アナリストは、国際原油価格の上昇が川下の化学工業製品の価格上昇を促す要因であるが、価格転嫁の遅延性もあり、一部の化学工業製品の価格についてはさらなる値下げの余地があるとの見方を示した。今後、化学工業商品の調整がしばらく続くという。
「中国証券報」より 2012年8月14日