▽海外資本によるM&A 第一候補は金融業
今年上半期、国内では海外資本による合併買収(M&A)が259件行われ、前年同期の262件をやや下回った。M&Aは外資導入の主要な形式の一つだ。買収金額が公表されたものは191件で、総額103億7900万ドルに上った。買収金額が最も大きい産業は金融サービス業で約29億ドルに上り、海外資本によるM&A全体の28%を占めた。
買収金額1位の金融サービス産業に続き、2位にはハイテク産業、3位には不動産業が並んだ。これら3つの産業と材料産業、小売業は、買収金額がいずれも10億ドルを超えた。
彭研究総監は、「上半期には中国の実行ベース外資導入額が減少したが、資金構造は産業の最適化の方向へと発展している。外資導入の目的は企業の経営環境を改善すること、市場の発展への潜在力を高めること、ひいては経済全体の発展を助けることにある」と話す。