中国交通運輸部が先般発表したデータで、7月の中国の港湾貨物取扱量伸び率が2009年4月以来40カ月ぶりの低水準となったことが明らかになった。欧州債務危機の深刻化により、港湾貨物取扱量の減少傾向が強まっている。29日付中国証券報が伝えた。
7月、全国一定規模以上港湾の貨物取扱量は前年同期比3.4%増の8億642万トン、伸び率は6月を3.8ポイント下回った。1―7月の全国一定規模以上港湾の貨物取扱量は同6.6%増の55億4855万トンだった。
業界関係者は、「輸出の減少などで、現在港湾を出入りする貨物の量が明らかに減少している。貨物取扱量の減少はすでに港湾関連業務の正常な運営に影響を及ぼしている」と指摘している。
「中国証券報」より 2012年8月29日