◆千人以上の技術者を総動員
広大な航空市場に進出しシェアを獲得するために、中国企業は産業のアップグレードを実現しなければならない。
中国商用飛機はC919のサプライヤー全社に対して、国内で合弁企業を設立することで、経験と技術を吸収するよう求めている。
黎氏は、「世界からの調達は、民間航空会社のコスト抑制の必然的な手段であり、完全に国産化する必要はない。1980年代より、中国企業もマクドネル・ダグラス、ボーイング、エアバスの一部の機種に対して、部品と組み立てサービスを提供してきた」と語った。
中国商用飛機はC919の製造に当たり、すでに100種以上の技術課題を克服しており、170数件の特許出願を行った。
黎氏は、「当社はフォックスコン(アップル製品等のEMSで有名)ではなく、アップルになるため努力している」と述べた。