江西省南昌市では、多くの日本料理店の売上げに影響が出ている。9月12日正午12時ごろ、記者が中山路にある地元でとても有名な日系の寿司店を訪れたところ、お客さんは4人しかいなかった。それに対して店員は10人以上いる。同店の会計を担当する羅さんは記者に対し、「9月の売上高は8月前半より20%減るだろう」と話した。
以前、上海、浙江の日本観光の受付件数が2割減少したことが伝えられた。四川省の一部の旅行会社は日本行きツアーを全面的に中止した。成都市の一部の旅行会社では、今年の国慶節連休期間中の日本観光の予約件数が約3割減少した。
陕西師範大学旅行・環境学院の馬耀峰副院長は、中国人の日本観光の主な目的は買い物で、日本人の中国観光と全く違うと話す。日本側の統計を見ると、日本を訪れる中国人観光客の1人あたり平均消費額は16万円で、日本の「重要な観光促進国」のトップとなっている。2010年の中国大陸から日本を訪れた観光客は140万人、2011年は100万人で、年間140億元を日本で消費している。