国家旅行管理機関のある測定によると、日本を訪れる中国人観光客の数は日本側の数字より大きい。各種のビザを全て含めば、2010年は197万人になる。そのため、中国人観光客の日本での消費額は上述の数値を遥かに上回ることになる。
一方、2011年に中国を訪れた日本人観光客は365万人に達したが、中国の旅行部門が行った調査によると、日本人観光客の中国での消費額は1人あたり平均200ドルにとどまっている。その多くが宿泊代と交通代であり、これをもとに計算すると、日本人観光客が中国で実際に消費した額はわずか50億元程度になる。
「全体的に見て、中国人観光客の日本経済への貢献度は日本人観光客の中国経済への貢献度より高い。そのため、サービス貿易において日本と争う心配など全くない」と、中国旅行研究院の専門家は強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月18日