中国の大手通信機器メーカーである中興通訊(ZTE)は15日、赤字見通しを発表し、第3四半期の同社の損失額が19億元から20億元に上るとの見通しを示した。上場して以来、同社が四半期の業績で損失を計上するのは初めて。16日付中国証券報が伝えた。
この発表を受け、中興通訊のA株は下落、H株も15.79%下落した。中興通訊は「第4四半期に効果的な対策を取り、経営効率を引き上げ、損失額の減少に全力で努める。業績の不振に対応するため、最高経営責任者(CEO)、執行副社長および上席副総裁は、減給を以って責任を取る旨を示している」ことを明らかにした。
「中国証券報」より 2012年10月16日