◆外資導入状況は全体的良好な傾向を維持
商務部のデータによると、1―9月、中国への海外直接投資(FDI、実行ベース)は834億2000万米ドルで、前年同期比3.8%減少した。
1-9月、サービス業へのFDIは実行ベースで394億8000万米ドル、前年同期比1.8%減少した。うち不動産分野の実行ベース外資導入額は5.62%減少し、不動産を除いたサービス業の実行ベース外資導入額は1.6%増加。農業・林業・牧畜業・漁業へのFDIは実行ベースで12億5000万米ドル、前年比10.3%減、製造業へのFDIは369億5000万米ドル、同7.5%減少した。
1-9月、欧州連合(EU)の対中投資額(実行ベース)は前年同期比6.3%減の48億3000万米ドル。うちドイツ、オランダ、スイスの対中直接投資の伸びが好調で、増加率はそれぞれ29.1%、38.9%、142.3%だった。米国の対中直接投資額(実行ベース)は前年比0.63%減の23億7000万米ドルだった。日本の対中直接投資額(実行ベース)は前年比17.0%増の56億2000万米ドル。アジアの主要10カ国・地域の対中直接投資額(実行ベース)は前年比4.9%減の709億9000万米ドルだった。
沈報道官は「中国の外資導入の構造、質、水準には軒並み好ましい変化が表れている。不動産の要因を除けば、サービス業の外資導入額は増加しており、外資産業の構造調整から見れば、これはプラスの変化である。中国の外資導入の全体的な傾向は依然として、積極的、かつ健全な発展を遂げている」との見方を示した。