【23日付 日本経済新聞】日本車、中国反攻へ始動
中国南部の中核都市、広東省広州市で23日、大規模な自動車展示会「中国広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)」が開幕した。日中関係悪化を背景とする日本車離れは一部で和らぎ始めたが、先行きはなお不透明感が漂う。日系各社は低価格のハイブリッド車(HV)などを投入し、巨大市場でのシェア奪還を目指す。
広州モーターショーは北京、上海に次ぐ大型の自動車展示会。広州は日系各社の工場が集積し、日系自動車への関心が高い。大規模な反日デモ発生後初の大型展示会だ。
22日には報道関係者向け発表会があり、各社は中国重視の戦略を強調した。トヨタ自動車の大西弘致・中国本部長は「困難な時だからこそ中国を愛する」と述べた。日産自動車と合弁を組む東風汽車集団は「あらゆる手を打つべきだ」と危機感が強い。
【《日本经济新闻》11月23日报道】题:日本汽车业开始反攻中国市场
规模宏大的中国广州国际汽车展览会日在南部中心城市广州举行。尽管因日中关系恶化而远离日本车的倾向在一定程度上有所缓和,但前景依然云雾笼罩。日系各大汽车厂商纷纷推出低价的混合动力汽车,以期夺回巨大的市场蛋糕。
广州国际汽车展览会是中国仅次于北京和上海的汽车展示会。广州集中了日系各大公司的工厂,对日系汽车的关注度很高。这是反日游行过后举行的首次大型展示会。
在22日举行的面向媒体的发布会上,各大公司均强调了重视中国的战略。丰田汽车公司中国本部长大西弘致表示:“越是困难的时候,越要爱中国。”与日产汽车合资的东风汽车集团相关人士危机感十足地表示,“要动用一切手段”促销。