自動車産業にも「小規模」「軟弱」「分散」という特徴が見られる。統計によると、中国の自動車メーカー1300社超のうち、完成車メーカーは171社、バイクメーカーは120社、特殊自動車メーカーは900社超、三輪車・低速トラックメーカーは135社。工業情報化部は、1000社以上ある企業の中に、生産停止や半停止状態が長年続いている企業が多くあり、生産量がごくわずか、さらには生産を行わず、存続が厳しくなっている企業もあると見ている。
国家発展改革委員会産業協調司の担当者は、同委員会は重点産業プロジェクト計画の制定と整備において鉄鋼、セメント、自動車などの業種の合併・再編と立ち遅れた業種の淘汰を強調する方針だと明かした。合併・再編と立ち遅れた生産能力の淘汰を新規プロジェクトの認可の条件にするという。また、合併・再編企業の技術改善に対する支援を強化し、条件を満たす企業による技術センターを建設し、合併・再編を通して立ち遅れた生産能力を淘汰する取り組みを支援する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月29日