過去10年間の2回の党大会報告書を見ると、中国共産党第16回全国代表大会(「十六大」)において、「2020年までにGDPを2000年の2倍にする」ことが提起されてから、「十八大」において「GDPと国民の平均所得を2010年の2倍にする」ことが掲げられるまでに、経済と社会が絶え間なく進歩し、全面的な「小康社会」の実現に向けた努力目標も絶えず発展し、改善され、より高く、より高水準になっていることがわかる。
二つの目標が同時に掲げられたことは、政策が目指す方向を明確にしている。「経済総量の急速な成長だけを追い求めるのではなく、国民所得の向上により一層力を入れるという党の揺るぎない意志を表している。都市部・農村部の住民の所得と経済成長を連動し、国民が十分に経済発展がもたらす富と恩恵を享受できることを意味する」と「十八大」代表で、中国工商銀行の楊凱生頭取は言う。
翻阅前十年的两次党代会报告,从十六大提出“2020年国内生产总值力争比2000年翻两番”,到十七大提出“2020年人均国内生产总值比2000年翻两番”,再到如今十八大提出“国内生产总值和城乡居民人均收入比2010年翻一番”,不难发现,随着经济社会不断进步,全面建设小康社会的奋斗目标也在不断发展、完善,目标更高,标准更严。
双指标同步提出,体现了明确的政策导向。“这说明我们不是一味追求经济总量的快速增长,而是下决心更加重视居民收入的提高。这也意味着城乡居民收入与经济增长挂钩,广大百姓可以充分分享经济发展带来的财富收益。”十八大代表、中国工商银行行长杨凯生说。