中国国有投資会社による銀行株買い増し、株式市場下支え
中国の銀行株の動きは最近、市場の予想を超えるものとなっている。Windデータによると、滬深300指数のここ20日の下げ幅が6.66%だったのに対し、申万二級業種指数の銀行セクターのここ20日の下げ幅は1.57%にとどまり、滬深300指数の下げ幅をはるかに下回った。19日付中国証券報が伝えた。
最近の銀行株の異なった動きについて、アナリストは、中国国有投資会社である中央匯金 投資有限責任公司(中央匯金公司)による買い増しの影響が大きいと見ている。
10月11日、中央匯金公司が大手銀行4行の株式を約2億元分を買い増ししたと発表。それ以後、4行の株価が上昇し続け、市場全体の反転上昇の下支えとなった。歴史的データを見ると、2011年の中央匯金公司による銀行株の買い増しも、その後の市場の上昇につながった。
汇金增持提振股价 银行资产质量影响后市
银行股近期整体表现超出市场预期。Wind数据显示,沪深300指数近20日下跌6.66%,而申万二级行业指数的银行板块近20日下跌1.57%,明显优于沪深300指数。
分析人士指出,近期银行股表现强于大盘,汇金增持起了较大作用。10月11日,中央汇金公告增持四大行,动用资金约2亿元,此后四大行股价持续走高,形成了市场反弹的基础。从历史数据来看,2011年,汇金增持银行股后也带动市场反弹。