社債市場の信用スプレッドの縮小は、債券投資家のリスク選好の回復を示しており、このような楽観的な傾向は実体経済データが良好だったことによるところもある。11月に入ってから、経済は前月比で引き続き回復に向っている。11月上旬、重点発電所の1日あたりの石炭消費量は351万トンで、前月に比べ回復し続けており、絶対量の水準も最盛期である8・9月の水準を上回っている。加えて10月から続く、前年同期比での下げ幅の縮小を維持している。また、生産資料の価格が引き続き上昇している。データによると、11月の第2週、商務部の生産資料価格指数は前月比で0.2%上昇し、3週間連続の上昇となった。
一部の業種では在庫が減少し、価格回復の兆しが現れている。鉄鋼産業を例にして言えば、中国鋼鉄工業協会のデータによると、11月上旬、中国の粗鋼の1日あたりの生産量は前月比1.61%増の195万6700トンだった。しかし、鋼材の在庫は増加するどころか減少しており、11月16日、中国26の主要取引市場で取引されている主要鋼材5種(スクリュー・スチール、線材、熱延鋼板、冷間圧延鋼、中・厚板)の在庫量は1209万1600トンで、先週と比べ概ね横ばい、2009年末以来2番目の低水準となった。経済が前月比で回復に向っていることで、鋼材の生産量と在庫が消化され、鋼材価格の上昇を後押しした。10月以来、鋼材の総合価格指数は3.9%上昇している。
信用利差回落表明债券投资者的风险偏好回升,这种偏乐观的情绪也有实体经济数据支撑。11月以来,经济延续环比改善。11月上旬,重点电厂日均煤耗量为351万吨,环比继续回升,绝对量水平已高于8月和9月旺季水平,同比延续10月以来降幅收窄的态势。生产资料价格继续回升。数据显示,11月第二周商务部生产资料价格指数环比上涨0.2%,连续第三周环比上涨。
从中观行业来看,一些行业出现库存下降、价格回升迹象。以钢铁行业为例,中钢协数据显示,11月上旬,全国粗钢日均产量为195.67万吨,环比增长1.61%。但钢材库存不升反降,11月16日,全国26个主要市场的五大钢材品种社会库存量为1209.16万吨,与上周基本持平,处于2009年末以来次低点。经济环比复苏消化了钢材产量和库存,同时拉动钢价上涨。10月以来,钢材综合价格指数上涨3.9%。