しかし、経済の安定した回復傾向は強固なものではなく、生産者物価指数(PPI)が引き続き安定した回復を維持できるかどうかはまだ観察の余地がある。過去3年間の企業の投資によって、大規模な生産能力が形成され、減価償却費と財務費用を減らすために、工業製品価格がいったん上昇すると、企業の生産能力は速いペースで拡大し、供給が増加することで、工業製品価格を再び押し下げる可能性がある。川中・川上産業の工業製品価格の反発は9月から始まっており、市場はこの反発が投機的需要と季節的要因によるものであると懸念している。PPIが前月比で引き続き安定した回復を続けるかどうかは、需要の全体的な回復が持続するかどうかの重要な指標である。仮にPPIの前月比伸び率が11月に再びマイナスに落ち込めば、これまでの需要回復は季節的な要因がもたらしたものであり、継続はやや難しいことを意味する。
前向きに見ると、2011年の比較基準となる数値が低いことと、インフラ建設への投資が引き続き力強いけん引力を発揮していることにより、経済成長と工業製品価格が前年同期に比べ、穏やかな回復傾向に向う可能性は高い。
但是,经济企稳反弹态势并不稳固,PPI环比能否持续企稳反弹有待观察。过去三年的企业投资形成较大产能,为摊薄折旧成本和财务费用,工业品价格一旦上涨,企业产量可能很快增加,供给增加将再次压低工业品价格。中上游工业品价格反弹始于9月,市场担心可能这是由投机需求和季节性因素主导。PPI环比能否继续企稳反弹是衡量总需求复苏持续性重要指标,如果PPI环比增速11月重新落入负值,则说明此前需求改善可能主要来自季节性因素,较难持续。
前瞻地看,受去年低基数影响,再加上基建投资维持较强刺激力度,经济增速和工业品价格同比温和复苏的概率较大。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年11月21日