日本車の中国市場での販売台数は、今年11月になり減少幅が縮小されたが、低迷の流れが緩和される兆しは見えない。日本車はかつて中国市場で最高30%のシェアを誇っていたが、現在は8%まで低下している。中国新聞網が伝えた。
■4大自動車メーカー 販売台数が約3割減
中国市場で高いシェアを占める日系4大自動車メーカーのトヨタ、ホンダ、日産、マツダはこのほど、11月の中国販売データを公表した。前年と比べ、4大メーカーの販売台数は、約3割減となった。
このうちトヨタの11月の販売台数は6万3800台で、前年同月の8万1800台から22.1%減となった。トヨタの1-11月の中国販売台数は、前年同期比3.3%減の74万9600台となった。ホンダの11月の中国販売台数は29.2%減の4万1205台で、今年1-11月の販売台数は0.8%減の53万5313台となった。日産の11月の中国販売台数は30%減の7万9500台で、1-11月の販売台数は3.3%減の109万台となった。マツダの11月の中国販売台数は、29.7%減の1万2187台となった。
一部メディアは、トヨタの今年の中国販売目標は100万台で、世界販売台数の10%以上を占めると伝えていた。しかしトヨタの販売台数の達成率は、11月の時点で75%止まりとなった。またトヨタの中国市場向け輸出台数は、前年同期比91.3%減の800台となり、特に高級ブランドのレクサスの輸出台数が激減した。日本経済新聞は「トヨタが福岡県宮若市に構える工場は、中国市場向けに輸出されるレクサスの生産台数を減少した。日産が栃木県に構える工場もまた、中国市場向けに輸出される高級ブランドのインフィニティの生産台数を減少し、年内は減産を続ける」と伝えた。