中国共産党中央委員会は先月30日、北京で「党外人士座談会」を開き、現在の経済情勢および来年の経済活動について、民主党派(共産党を除く8つの合法政党)が中央委員会と中華全国工商業連合会に派遣した関係者、および無党派層の意見と提案に耳を傾けた。習近平総書記は同座談会を主宰し、重要談話を発表した。新京報が伝えた。
習総書記の談話の要旨は以下の通り。
中国の経済・社会発展の基本面は健全であると十分に肯定した前提のもと、我々は現在および今後の一時期に直面するリスクと課題を過小評価してはならない。世界経済の低成長の持続、全体的な需要の不足、産業能力の過剰が深刻化している。企業の生産・経営コスト上昇およびイノベーション能力不足という問題が同時に存在しており、経済発展・資源環境の食い違いが進む。我々は「二点理論」を堅持し、二つの面から問題を捉えるべきだ。国内外情勢の有利な一面を見据えると同時に、不利な一面をも見据える必要がある。悪い点から考え、十分な準備を行い、ある程度納得できる結果を得るべきだ。