ジングルベルのメロディが至る所で鳴り響き、クリスマスツリーのイルミネーションが夜空を美しく彩る季節がやってきた。企業はこぞって割引セールを繰り広げている。「西洋の祝日」が盛り上がりを見せる一方で、専門家らは中国の伝統的な祝祭日にもっと注目するよう呼びかけている。新華網が伝えた。
▽一夜にして1万元を消費 クリスマスが「思いっきり楽しむ日」に
山西財経大学に通う大学院生の萍さんは、昨年のクリスマスはよく覚えていると興奮気味に語った。萍さんは午後5時から9時まで彼氏とショッピングをし、レストランでクリスマス特別ディナーを食べた後、さらに夜中の3時までショッピングを続け、大小の袋を抱えて満足げに帰宅したという。
帰宅してから計算してみると、一夜にしてなんと1万元(13万円)近くを消費していた。「ちょっとびっくりしたけど、好きなものを買えたし、思いっきり楽しんだのだから、その価値はあると思った」。
中国の大都市では半月前からクリスマスムードが高まっているが、2線都市の太原も例外ではない。太原の王府井百貨のビルの前にはクリスマスをテーマとした宮殿が建てられ、道行く人が足を止めて撮影していく。売り場ではほぼ全ての店舗がクリスマスセールを行っている。ある生活用品売り場の店員によると、クリスマスは割引が最も多い時期で、売り上げも通常時の数倍に達するという。太原市貴都百貨有限公司の康偉マーケティング部長によると、クリスマスは1年で最も販売業績が良い日だという。