▽中国の伝統的祝日にも注目を
今から約1カ月後には中国の伝統的な祝日・春節が訪れるが、注目すべきことに、クリスマスには熱狂的に盛り上がる若者も、この伝統的な祝日にはあまり関心がないようだ。
萍さんは「(春節の過ごし方は)毎年いつも同じ。家でテレビを見て、餃子を食べて、爆竹を鳴らし、夜更かしして寝る。春節の特別番組も毎年同じような内容でつまらない」と語る。
専門家は「中国の伝統的な祝祭日の多くは、家族との団欒という意義が込められており、精神的な面をより重視する。商業活動や表現形式に欠けるため、若者の情熱は薄い」と分析する。
中国民協祝祭日研究会主任の李漢秋氏は「祝祭日を軽視してはならない。西洋の祝祭日は企業によって散々宣伝が行われているが、これは若者の消費力が注目されているためだ。企業は民族的な感情と文化的自覚を高め、西洋の祝日への情熱を伝統的な祝祭日にも向けるべきだ」とする。