12月26日、北京永定河大橋を通過する京広高速鉄道の車両
中国の南北をつなぐ京広高速鉄道が12月26日、正式に運営を開始し、2298キロという長さは世界高速鉄道運営距離の記録を塗り替えた。「環球時報」が伝えた。
米国メディアは、ニューヨークからマイアミまでの距離を上回る京広高速鉄道の長さは、ロンドンからセルビアの首都までの距離とほぼ同じで、米国で列車に乗って行った場合30時間もかかる距離を京広高速鉄道を使えばわずか480分で行くことができると伝えた。わずか数年で、ゼロからスタートした中国の高速鉄道の運営距離は1万キロに達し、まさに中国台頭のスピードを象徴している。中国の雄大な志を示す高速鉄道は、急成長する中で汚職事件や重大事故もあり、最も非難を浴びるインフラプロジェクトともなっている。
しかし、鉄道専門家の王夢恕氏が26日に「環球時報」に言ったように、「スピーディな交通は中国人の実需である」。外国メディアは、中国鉄道部の自己救済か、インフラ建設によって経済をけん引するという道を中国は引き続き歩むと評論している。イギリス「エコノミスト」誌は、「清代末期から政治問題としてよく取り上げられているテーマがある。それは鉄道である」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月27日