中国の景気回復を下支えする3大要因

中国の景気回復を下支えする3大要因。 中国経済は8月に底打ちに達してから緩慢な回復軌道にのり、第3四半期(7−9月)の実質成長率は7.4%となった。2010年第4四半期(実質成長率は9.8%)以降、実質成長率が7四半期連続で低下しており、厳しい状況のように見える…

タグ: 中国景気回復

発信時間: 2012-12-29 10:11:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

二つ目の原動力は、不動産投資の拡大だ。中央政府は不動産購入抑制策を継続しているが、2012年5月以降、住宅価格が緩慢な上昇を始めた。特に北京・上海の上昇幅が大きく、過去6ヶ月内に約20%高騰した。高騰前の駆け込み需要の増加により、不動産投資も次第に回復する。

三つ目の原動力は、良好な雇用情勢を背景とする、消費の継続的な拡大だ。中国都市部では1−9月、前年同期比3.0%増の1024万人の雇用先が創出され、増加率が2011年を上回った。同期間の給与増加率は前年同期比12.0%となり、2011年(前年比13.3%増)をやや下回った。

これらの状況を見ると、中国経済が好転していることが分かるが、回復のペースは緩慢だ。その主因は次の通り。(1)欧州市場を中心とする輸出の低迷。(2)不動産購入抑制策の継続。(3)不良債権処理の増加、金融機関の貸し渋り。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月29日

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