(7)中国経済の低迷は底を打ち回復へ
中国の国内総生産(GDP)の成長幅は第1四半期(1-3月)8.1%、第2四半期(4-6月)7.6%、第3四半期(7-9月)7.4%だった。この数字から、中国経済の景気低迷は続いていることが分かる。ただ、▽主要な指標の成長速度は下降しているものの、その幅は小さくなっていること▽速度を上げて成長している指標もある▽経済期待指数が改善している▽東部地区の経済成長速度が回復している---などプラスの側面も数多くある。中国統計局の報道官は、「1-9月のデータ、特に9月の主要指標を見ると、国民経済の安定化の傾向は明らかで、緩やかな下降から底堅い動向へ移行している」と指摘している。