(9)卸売市場がモデルチェンジの時期を迎え、統合・グレードアップが一連の特徴を見せる。
(10)事業用不動産の過剰と構造の不均衡が存在し、テナント料の続騰が企業の重い負担になる。
流通政策の徹底
1つ目の注目点は、流通産業の良好な政策の徹底だ。
30数年間の紆余曲折を経て、2012年の流通業は新たな歴史の節目を迎えた。これは中国政府が同年に発表した、2種類の流通業関連文書によって示された(「国内貿易発展の第12次五カ年計画」と「国務院の流通体制改革の深化、流通産業の発展加速に関する意見」)。この2種類の文書は流通業を、「国民経済の基礎的・先導的産業」として位置づけた。
専門家は、「良好な政策を徹底する必要がある。まずは文書の内容を細分化し、操作性を高めるべきだ。次に文書の内容の実施を徹底し、監督問責体制をスタートし政策の実行性を確保するべきだ」と提案した。