政策は引き続き、「三本柱」の関係のバランスの調整に努める。趙氏は「マクロ政策は経済成長における消費の基本的な役割を強化することに力を入れ、新たな消費促進政策が打ち出される見通しだ。同時に構造的減税政策を改善することで、投資のより一層の促進を図る。政策が奏功し、経済のけん引役としての投資と消費の役割が強化されることによって、生産者の全体的な経営環境は改善に向う。また、2013年の経済が直面する国際環境は尚も複雑で不確定要素も多く、外需の大幅な回復は見込めないものの、2012年よりは良くなるだろう。中国人民銀行(中央銀行)は人民元為替レートの安定の維持に尽力すると見られ、相場が双方向に変動する局面が続き、海外貿易に良好な為替環境を提供するだろう」と指摘している。
2013年の財政政策と金融政策は尚も、「積極的と穏健の組み合わせ」であると言える。専門家は「マクロ調整の基本方針は変わっていないものの、事前調整・予備調整が増えると見られる。金融政策は安定しつつある程度緩和され、全体的な流動性の維持に繋がる。僅かに緩和傾向へと調整され、大幅な緩和の可能性は小さい」との見方を示している。