やや緩やかな金融政策は、経済の比較的速い成長の維持に有利ではあるが、同時にインフレが再び台頭する危険性も避けなくてはならない。焦局長は「中国の経済は引き続き転換期にあり、インフレは当面の中国経済にとって最も危険ものである。インフレの抑制は、経済情勢が安定する前提条件であり、金融政策は適度な冷静さを保ち、過度に緩和すべきではない」と指摘する。
財政政策に関して、専門家は「若干緊縮される」との見通しを示している。趙氏は「財政収入の圧力が高まっていることを受け、積極的な財政政策は構造と強度の面において、2012年よりも引き締められるだろう」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年1月14日