中国の2012年12月の輸出が予想を上回る大幅の伸びとなったことから、12月の貿易データに対し、米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)などから疑問の声が上がっているという。中国商務部はこの「統計が実態とは異なっている可能性がある」との指摘に反論し、「月単位のデータで大幅な変動が発生するのは一般的なことである。企業が12月に集中的に輸出に力を入れたことなどを受け、輸出が大幅に伸びた」と述べた。
海関(税関)総署が先般発表した海外貿易データが、外資系機関に「信じられない成長」だと疑問視されている。この貿易データによると、12月の中国の輸出は前年同期比14.1%増で、11月の2.9%増から大幅に伸び、2011年3月以来最大の伸び幅を記録した。輸入の伸びは11月は前月比で横ばいだったが、12月は6%増となった。