さらに深く考えると、短期的にみれば一連のぜいたくや消費を戒めれば一部のデータは低下するが、これは完全に受け入れ可能だといえる。
ぜいたくや浪費、公費での飲食を戒めれば、かなりの経費を節約することができる。これを国民の生活に関わる分野に合理的に移転させることができれば、国民が最も関心を寄せ、最も直接的かつ現実的な利益の問題を解決することにつながる。学ぼうと思えば学校があり、働けば収入があり、病気になれば病院があり、年を取れば年金があり、いつでも住むところがあるというように、教育、労働、医療、年金、住宅の各方面で継続的に新たな進展があり、知恵を絞って所得を増加させれば、国民が受けられる保障が徐々に増え、懐は豊かになり、消費への信頼感が高まる。これこそ国を治める大本であり、消費分野に長らくみられる国民の消費不足という問題を根本的に解決し、経済の長期的で持続可能な発展を実現させる唯一の策だ。
消費が喚起する経済発展は質が高く、有益なものだが、浪費が牽引する発展は「水増し」されたもので、持続不可能で、おそろしく無駄なものだといえる。私たちに必要な経済成長は、水増しなどない確実なものでなければならず、有益で、質が高く、持続可能な成長でなければならない。派手な浪費がもたらす数字の上だけの成長ではない。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月25日