全国政治協商会議常務委員・経済委員会副主任の張国宝氏は先般、国内のシェールガス生産量が短期的に急増することはないとの考えを示した。28日付中国証券報が伝えた。
これは、張国宝氏が同日に開催された「中国経済年次総会(2012―2013)」の席で述べたもの。張国宝氏はその際、「ここ数年、米国のシェールガス生産量が激増し、世界天然ガス市場の構造に大きな影響を与えている。米国という巨大市場のチャンスを見逃したカタール、ロシアとカナダなどの天然ガス生産大国はアジア・太平洋地域への輸出規模拡大を模索するだろう」と述べた。国内のシェールガス開発強化について、張国宝氏は、「政策面の支援があるが、技術水準の向上、輸送ネットワークの整備は一朝一夕のことでないため、シェールガス生産量が短期的に急増することはない。生産量の大幅引き上げにはなお長い道のりが必要だ」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年1月28日