1872年に創業された資生堂は、世界トップクラスの国際的な化粧品メーカーだが、同じく国際的メーカーのロレアル パリやエスティローダーなどが今年も成長を続けているのとは異なり、業績は伸び悩んでいる。資生堂がこのほど発表した2012年度の財務報告によると、12年度の売上高は前年の水準を維持して6800億円に達したが、営業利益は前年比37%減少して245億円となり、予測額とは大きな開きがあった。純利益は予測を下回り、同28%減少して105億円となった。このため資生堂はこのほど、経営合理化に向けた一連の措置を打ち出すと発表した。それには日本国内の主要生産拠点である鎌倉工場(神奈川県)や横浜市(同)にある研究施設の閉鎖、早期退職優遇制度の拡充などが含まれている。
「人民網日本語版」2013年3月6日