中国人民政治協商会議(全国政協)の委員を務める財政部(財政省)財政科学研究所の賈康所長も同意見で、このほど次のように述べた。中国経済はこれからの20年間も黄金の発展期が続く。その前提となるのは国内の問題をしっかり処理することだ。中国経済が引き続き急速な発展ペースを維持しようとするなら、解決しなければならない問題は一般的な意味でのマクロ調整だけではない。調整コントロールを通じて一連の矛盾点や経済成長を制約する要因を取り除くことがより大事になる。特に発展ペースに係わる一連の改革が、たとえば資源環境や所得分配などに関する改革が大事になる。
構造調整と制度改革も産業の発展と消費需要を喚起する潜在力だ。「北京晨報」の6日付報道によると、中国国際経済交流センターの鄭新立常務副理事長も、中国は所得分配制度の改革を通じて消費需要の潜在力を発揮させ、税制改革を通じて第三次産業の潜在力を発揮させ、都市と農村の一体化に向けた改革を通じて農村の労働力の潜在力を発揮させ、金融体制改革を通じて資本の潜在力を発揮させる必要があるとの見方を示す。この4つの潜在力が発揮されれば、中国は今後も引き続き長期的、急速、安定的、健全な発展を維持し、経済の奇跡の第二章を開くことが可能だという。
「人民網日本語版」2013年3月7日