■日本:住宅の投資価値を失わせる各種税目
日本では住宅の購入に伴い、不動産取得税・印紙税・登録免許税が発生し、その後も毎年固定資産税を支払わなければならない。不動産の売買・買い替え・贈与の際はいずれも不動産取得税を支払う必要がある。その税率は、土地と住宅の3%に達する。
中古物件の譲渡・取引もまた、不動産取得税を支払わなければならず、贈与税・相続税はさらに高額だ。日本人はよく、「苦労してマイホームを購入したのに、孫の世代には価値を失ってしまった」と口にする。多くの日本人は高額の相続税を支払えないため、不動産を売却することにより一部の遺産を相続している。
一般的に、住宅の価値が3000-5000万円の場合は相続税が20%に、5000万円以上の場合は30%に、1-3億円の場合は40%に、3億円以上の場合は50%に設定される。贈与税と相続税の税率は、ほぼ同等だ。