品質やブランド力に課題
「中国自主ブランド車は初期費用が安く技術基礎が薄弱で、市場では品質が良くないブランドと烙印され一部消費者を引き付けられずにいる。これは中国車が公用車市場で苦戦している大きなマイナス面だ。」と一汽集団企画部の徐世利副部長もこの点を認めている。
一部政府関係者は、公用車は使用頻度が高く、走行距離も長いうえに省エネ要求で経費削減のプレッシャーもかかっている。この条件が優良品質を備えた中国ブランドに公用車市場への進出の露払いとなっている。吉林省経済技術合作局項目所の于飛副所長は「公用車の大まかな要求は実用耐久性にある。メンテナンスの容易さも必要だ。だが、中国車はこの面でまだ課題が残っている。」と指摘する。