米国のアジア太平洋シフト戦略は軍事力をアジア太平洋地域に傾斜するだけでなく、より重要なのは米国が経済分野の浸透を通じて経済的に優位にある中国の地位を弱めようとしていることだ。中国が参加しないまま、TPP協定が最終的に発効されれば、中国のアジア太平洋地域における経済的地位は大きな挑戦に直面する。
米国はすでにオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナムの参加を勝ち得た。日本の安倍晋三首相も先月15日の記者会見で、TPP交渉への参加を正式に表明。日本はTPP交渉に参加する12番目の国となる。日本が加われば、TPP交渉参加国の人口は約8億人、域内のGDP総額は世界の約4分の1を占め、世界最大の経済圏が形成される見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月3日