中国工商銀行は2日、台湾の金融持株会社・永豊金融控股傘下の永豊商業銀行の20%の株式を取得し、資本参加することで合意したと発表した。今後は政府関係部門の承認手続きを進める。台湾の金融機関が中国大陸部の銀行の出資を受け入れるのは初めて。3日付中国証券報が伝えた。
台湾の金融監督管理機関は1日、第3回両岸銀行業監管協議会議で、今後において、大陸部の銀行による台湾金融持株会社傘下の銀行への出資規制を緩和し、持株比率を最大20%まで引き上げる方針であると発表した。今回の買収案件関連の株式譲渡は、台湾側の新政策の正式実施後に行われることになる。
「中国証券報」より 2013年4月3日