鄭氏は「2012年下半期から、中国の加工貿易の日本からの原材料の輸入は大幅に縮小している。加工貿易は先に原材料を輸入し、加工してできた製品を輸出するため、原材料の輸入が減少したことで、加工貿易による製品の日本への輸出にも影響が出た」と指摘した。
「全体的に言えば、中国の輸出入総額に占める中日間貿易額の割合は7%前後で、中日間貿易の縮小が中国の海外貿易全体に及ぼす影響は避けられない。しかし、その他多くのプラス要因がダメージを軽減或いは相殺してくれる可能性もある」と鄭氏は言う。
また、鄭氏は「アメリカの経済回復、欧州連合(EU)の債務危機の影響が徐々に好転し、その上新興国の市場が強力な支えとなることで、中国の2013年の対外貿易は引き続き発展するだろう」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月11日