第二に、構造から考えると、日本の人口構造の変化と国内経済の衰退は、製造業の海外進出に拍車をかけている。日本企業は、新興市場の国々に 注目するようになり、製品のレベルや基準も新興市場のニーズに合ったものとなりつつある。日本企業の基準低下とイノベーションの鈍化は、日本 製品の優位性や先導性を損ないつつあり、欧米や韓国などの製品が日本市場で力を増す原因となっている。
第三位、日本の貿易競争力の分布から考えると、日本の輸出産業のランキングは今年、トップは依然として自動車産業だが、第2位には従来型の 鉄鋼業がつけた。電機メーカーは全面的な再編を強いられており、競争力の低下は日本の貿易構造を急速に変化させている。こうした変化の傾向 は、日本円の引き下げだけで変えることはできない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月19日