各国の通貨政策 中国経済には課題となる変数

各国の通貨政策 中国経済には課題となる変数。

タグ: 各国の通貨政策

発信時間: 2013-05-14 17:01:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

昨年第3四半期(7-9月)以来、主権債務危機が悪化を続けていること、世界経済に鈍化や停滞や衰退の状況が広くみられることなどから、各国は「成長の維持」という政策軌道に回帰するようになった。4月には日本の中央銀行がマネタリーベースを持続的に拡大し、開放型の量的緩和政策を前倒しで実施することを決定。米国や欧州の量的緩和政策で主に債務の通貨化をはかったり長期貸出金利を低く抑えたりするのと異なり、日本の緩和政策の目標はより明確で、自国通貨の大幅な値下げを主体的に推進することを掲げている。「京華時報」が伝えた。

今や通貨安競争が既成事実となっている。自国通貨の値上がり圧力に対抗し、経済復興を促そうとする動きを受け、5月に入ってから世界は新たな金利引き下げの波を迎え、第2次通貨緩和・通貨安競争の幕が上がった。こうした状況に影響されて、柔軟性に乏しい人民元は新たな受け身の大幅上昇軌道に入り、値上がりへの期待や海外との金利差に後押しされて、第1四半期(1-3月)には金融機関の外国為替資金残高が大幅に増加した。このような状況の下、中国の通貨政策は経済の安定を維持するとともに、外部からの流動性の氾濫がもたらす銀行の貸出へのダメージや資産バブル、相場の変動といったマイナス影響をコントロールすることが必要となり、為替操作にはほとんど余地が残されていないといえる。

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