慣性的な人民元高がいつまで続く?

慣性的な人民元高がいつまで続く?。 中国国家外匯管理局(外匯局)の為替資金の流入管理の強化に関する発表を受け、人民元のスポット相場が下落した。しかし、調整後、8日の人民元の対米ドル相場(基準値)は1ドル=6.2元の大台を突破し、9日には6.1925元となり、再び最高水準を更新した…

タグ: 人民元高

発信時間: 2013-05-14 10:22:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国家外匯管理局(外匯局)の為替資金の流入管理の強化に関する発表を受け、人民元のスポット相場が下落した。しかし、調整後、8日の人民元の対米ドル相場(基準値)は1ドル=6.2元の大台を突破し、9日には6.1925元となり、再び最高水準を更新した。外匯局が新たな政策を打ち出しても、人民元の強含みの展開は続いている。新規定の効果はまだ十分に現れていないのだろうか。人民元の値上がり傾向はいつまで続くのだろうか。

外匯局の新政策に過剰反応する市場

外匯局が先般発表した『為替資金の流入管理強化の関連問題に関する通知』は、管理を強化することで国際的な裁定取引(アービトラージ)資金の流入を抑制することが狙いである。情報が発表されると、オフショア市場の人民元相場は対ドルで100ベーシスポイント以上下落、オンショア市場のスポット相場もやや下落した。

招商証券研究発展センターマクロ研究主任の謝亜軒氏は、「新規定の実施は国際資金の流入と人民元スポット相場の上昇にかかる圧力を緩和すると見られる。今後数カ月、金融機関の外貨購入に伴う自国通貨の放出額の増加は大幅に縮小するだろう」と予想している。

外匯リスクコントロールセンターのアナリスト、雪鑫氏は「新規定は、銀行システムが米ドルを空売りする能力を制限し、多くの銀行で外貨貸付残高が外貨預金残高を上回ることになる。その結果、銀行業のドル売り・元買いポジションは減少し、その上、市場におけるドル買戻しに対する全体的な需要が、米ドル相場の上昇を招く」との見方を示している。

しかし、短期的な変動後、人民元は再び大幅に上昇し、8日と9日の2日連続で6.2元の大台を突破した。新しい規定はなぜ、人民元為替相場の値上がり傾向を抑えることができなかったのか。

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