慣性的な人民元高がいつまで続く?

慣性的な人民元高がいつまで続く?。 中国国家外匯管理局(外匯局)の為替資金の流入管理の強化に関する発表を受け、人民元のスポット相場が下落した。しかし、調整後、8日の人民元の対米ドル相場(基準値)は1ドル=6.2元の大台を突破し、9日には6.1925元となり、再び最高水準を更新した…

タグ: 人民元高

発信時間: 2013-05-14 10:22:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

為替に詳しい専門家、湯亜鍵氏は以下の三つの見解を示した。

一、新規定は的確性があり、方向性が明確で、方法も当を得ていたことで、政策が発表された当日の市場はやや過剰な反応を示した。そのため、今後数日間の営業日における人民元相場の上昇はその反動であると見なすことができる。

二、外匯局の新政策はホットマネーの流入を抑制できるものの、ホットマネーの流入ペースと規模を変えるだけに止まり、人民元の値上がり傾向そのものに変化を及ぼすまでには至らない。人民元の値上がり或いは下落傾向は結局のところ、市場の力に大幅に左右される。人民元の値上がりにはトレンドがあり、主に市場全体の情勢に影響される。

三、新たな規定の対象は人民元の値上がりではなく、資金の大規模な流入の対応と防止が狙いであり、国際収支のバランスを改善することを目指している。傾向から言えば、中央銀行の人民元為替相場の変動に対する忍耐力はますます高まり、一方でホットマネーの流入に対する監督・管理はますます厳しくなると見られる。

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