中国物流購買連合会と中国国家統計局サービス業調査センターが1日発表したデータによると、5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8で、4月から0.2ポイント上昇し、8カ月連続で景況感の改善と悪化の分岐点である50を上回った。3日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、5月の製造業PMIが例年同じ時期と比べてよい水準であり、中国経済が底を打ち、安定的回復の軌道に乗っていることを意味していると指摘する。しかし、小企業PMIと雇用指数が低下したことが経済の持続的成長の懸念要因となっている。そのため、短期的には、中国経済が「L」字型回復傾向を辿るだろうと見られる。
「中国証券報」より 2013年6月3日