先週、香港株式市場が全般的に低迷傾向となった。欧米市場と中国内陸部経済の先行き不透明感が強まったことで、投資家は様子見の姿勢に傾いた。世界的な株式市場調整観測が強まる中、香港株式市場への影響が懸念されている。3日付中国証券報が伝えた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和政策(QE)から撤退するかがまだ未知数であるが、市場で懸念が広がっている。先週の香港株式市場では、ハンセン指数が高値試しの後に下落に転じ、約22400ポイントで終わり、最終的に10日平均線を守ることができなかった。一週間で226.5ポイント(1%)下落し、出来高もやや減少した。短期的には、世界的な株式市場調整により、香港株式市場も調整期に入ると見られる。
「中国証券報」より 2013年6月3日