ここ2年間で日本は再び視線をアフリカに向け、アフリカとの関係立て直しによって身動きのとれないアジア外交を突破することを望んでいる。南アフリカ紙は「日本は島国で原材料が乏しく、アフリカの資源とエネルギーを必要としている。また、日本にとってアフリカでの科学技術や教育面の協力は、アフリカでの製品の品質向上と輸出に大変プラスだ」と指摘した。
だが同様に指摘する価値があるのは、アフリカでの日本の影響力は自動車や光学機器などバリューチェーンのハイエンドに集中しているということだ。日本はアフリカ在住者は少ないが、経済的影響力は大きい。例えば日本車はアフリカのいくつかの国々で主導的地位にある。環球時報記者の観察では、アフリカ諸国では日本車が普及している。記者は東アフリカのケニアとタンザニア、南アフリカのザンビア、西アフリカのガーナ、中部アフリカのコンゴ共和国とコンゴ民主共和国の大通りで、中古日本車の割合が非常に高いのを目の当たりにした。半分、さらには3分の2に達する国さえあった。アフリカ人にとって日本は非常に発達した国で、アジア人を見ると最初に質問するのは日本人かどうかだ。だがこの状況にはすでに変化が生じている。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月4日