中国発展改革委員会(発改委)と交通運輸部が策定した『国家道路網計画(2013―2030年)』は先般、国務院の承認を得た。この計画で、中国は、2030年までに4兆7000億元の資金を投下して総延長約40万キロの国家道路網を作り上げることを目指している。
交通運輸部の戴東昌上級企画師が20日の国務院新聞弁公室の記者会見で明らかにしたところによると、総延長40万1000キロの国家道路網は一般国道ネットワークと国家高速道路ネットワークで構成される。完成後、一般国道が全国のすべての県クラス以上の行政区をカバーし、国家高速道路がすべての地区級行政センターと人口20万人以上の中規模の都市を連結することになる。
一般国道ネットワークは、首都北京からの放射線状道路12本、北南方向の道路47本、東西方向の道路60本と連絡道路81本からなり、総距離数は約26万5000キロに達する。国家高速道路ネットワークは、首都北京からの放射線状高速道路7本、北南方向の高速道路11本、東西方向の高速道路18本と地域間の連絡道路からなり、総距離数は約11万8000キロとなる。また、発展が遅れている西部の人口過疎地域にも1万8000キロの国道を建設する計画である。