エコノミストの向松祚氏は、「中央銀行は静観を決め込んだが、この選択は正確であった。利ざや取引と金融空回りを抑制する決心を示し、銀行金融業の流動性危機への対応力をチェックし、単純な資金追加により景気を刺激することはないという強い政策のシグナルを送った」と述べた。
張氏もまた、「貸付を獲得した企業はこれを負債返済に充てることが多く、実体経済への投資を避けて仮想経済に進出しようとする。現時点で大量の資金を注入した場合、資金空回りの減少と資金の自己循環を助長し続けることになり、産業能力が余剰している業界の経済構造改革の努力が中途半端に終ってしまう」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月24日