報告によると、リスクコントロールを考え5月中旬以降、金融政策の立場を調整するやり方は、短期的な実体経済の成長が右肩下がりになるリスクが存在する。監視機関も、銀行間業務に対するコントロール拡大、債券取引に対するより厳密な審査実施、規定違反の操作をしたディーラーの逮捕など、金融システムの中により厳格な措置を取り入れ、システム面でのリスクをコントロールする方針だ。これは政府が協同で金融システムの穴を埋め、より持続可能な発展を実現しようとしていることをあらわしているが、おそらく短期的な成長をある程度犠牲にすることになる。
中国人民大学経済学院の王晋斌副院長は「通年のGDP成長率は8%前後で、下半期は経済が右肩下がりになるリスクが存在するが、それほど深刻ではない」と楽観視する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月24日