紆余曲折を経て、シャープはついにクアルコムから1億2000万ドルの出資を受けた。クアルコムはこれにより、シャープの第3の株主となった。シャープの広報担当者は現地時間6月24日、「クアルコムの第2弾となる6000万ドルの出資が完了した。この6000万ドルの資金は、昨年12月に双方が合意に達した1億2000万ドルの出資計画の一部だ」と表明した。国際金融報が伝えた。
中投顧問産業研究センターの家電業界研究員の任敏?氏は本紙に対して、「クアルコムのこのタイミングでの出資は、シャープの新商品への評価の表れであり、シャープとの提携に期待を寄せているためだ。シャープは近頃スマートフォンやタブレット端末向けの近接センサーなどを発売しており、スマートフォン事業への進出を宣言している。これはクアルコムの発展方向と合致している」と指摘した。またクアルコムは、財務危機に落ったシャープ株の底値買いをしたと言える。