シンボル的な地位を築いているため、紅旗には明るい未来があると見る車好きの劉偉寧さんは、「紅旗は丈夫な車で、外観が独特でパワーがある。中国の現代史における多くの重大な出来事はどれもこの車と何らかの関係があり、これに匹敵するブランドはない」と語った。
紅旗の回帰は、国の自尊心を芽生えさせ、中国のさらなる発展を推し進めるという「チャイナドリーム」構想とも一致している。
さらに、紅旗を製造する一汽轎車などの中国企業の世界ブランド構築を目指す野心を示す役割もある。中国の自動車ブランドは、品質、デザイン、サービス面が原因で、外国ブランドに国内市場の70%のシェアを占められていた。しかし、政府が公用車を外国ブランドから自国ブランドにするよう求めたのに伴い、自国ブランドはチャンスを迎えた。業界関係者は、「紅旗は長い歴史において評判がよく、有利である。紅旗は中国の役人が唯一受け入れるブランドになるかもしれない。政府から支持されれば、自家用車市場にも良い影響を与える可能性がある」と示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月17日