▽対中投資の絶好のチャンスか
ロイター通信は「中国の経済データは市場の予想範囲内となり、成長率が急降下するのではないかとの懸念が和らいだ。データの発表後、金融と保険関連銘柄のけん引により、上海・深セン両証券取引所の株価指数も上昇した」と報じた。
米「ウォールストリートジャーナル」のサイトは、「中国経済の世界経済への寄与度は今年、13%に達し、2006年の5%を大幅に上回ると見られる。このため、経済成長率が減速したとしても、中国経済はやはり世界に対して重要な影響を持っている」と指摘した。
BBCのウェブサイトは、フィデリティ・ワールドワイド・インベストメントのトム・スティーブンソン氏の言葉を引用し、「投資家は中国経済の成長率が鈍化したからと言ってこの世界第2の経済体を軽視するべきではない。むしろ今は対中投資の絶好の機会かもしれない」と報じた。